暑くなってきたせいもあるのだろう、だるい日が続いています。先日の通院で聞かれた時にはそのことを控えめに話しました。控えめに言ったのは、治る病ではないのだからこれ以上薬を増やされては困るとおもったからです。同系統で別の病を発症した或る作家が、「最初の頃は一日中寝ていた」と書いていたから、だるいのはもう仕方のないことなのです。このところ検査のデータはあまりよくなく、またここ数カ月「脱水気味」とのこと。「自分では気を付けているつもりなのですが・・・」と答えると、「お年を召した方は皆そうおっしゃいます」と笑顔で返されました。くっ。そのうち「血圧を計ってみましょう」ということになり、案の定高めの数値。次回は家で計った平均を申し出ることになりました。「また面倒なことを・・・」と思ったのは、何があっても降圧剤は飲まないと決めているからです。ともかくも帰宅した時にはどっと疲れが出ました。
数日後、血圧計とついでに体重計をネットで探してみると、こういった機器はもはや実家にある何十年も前のアナログ製品とは別物だと分かりました。早速購入して血圧測定。スイッチを入れるだけで自動測定してくれる手軽さで、腕を変えたり時間を変えたり様々な体調の時に測定しているうち、血圧を計るのが楽しくさえなりました。家で計ると全く問題ない正常値、病院で計った時より上も下も20くらい低いので、一瞬「ほんとかな」と思ったものの、オムロンだから信頼しています。
体重計は超薄型でスタイリッシュといっていい見た目、かつ乗るだけで自動測定のデジタル数値がバックライトの見やすい画面で表示されます。体重は一日の中でそう変化しませんが、これも測定が楽しみになりました。今は人生最軽量タイの数値を示していますが、歳をとると身体の全てが縮んでいくような気がするので、決して不健康なことではなく、これでいいのだと思います。体脂肪等の表示が出る製品もありますが、お年を召した方にはシンプルなのが一番です。
血圧計の購入にあたって読んだレヴューの中で、「良い製品ですが不要になりました。測定しても治るわけではないから」という意見があり、これはこれで一理あります。また、お医者さんの中にもこういった測定は一切しないという方もいるようです。私の場合、まあ今回はきっかけがあったので、定期的に測定して記録しておくのもいいかなと思いました。自分の身体なのですから数値をどう考えるかは自分次第です。数値に振り回されず、参考として頭の片隅に置いておくくらいがちょうどいいのではないでしょうか。
あとは脱水対策。何かで「一日2リットルの水を飲め」と言っていましたが本当でしょうか。それはいくらなんでも無理そう。ずっと前に嘔吐の発作を頻発していた頃、脱水状態で入院した前科があるので、対処法は身に付いています。水や麦茶もたくさん摂りますが、夏は強い味方・スイカがあります。スイカだけ食べて生き延びた夏もあったっけ。中玉一個をえっちらおっちら運んできて冷蔵庫に格納、好きなだけ食べています。でも、さすがに中玉、なかなかなくならない。一週間で食べきれるかどうか。