新年度の緊張や気疲れ、また華やぎというものと無縁に暮らしている私ですが、それでもこの時期は何だかそわそわします。私が真っ先にしなければならないのは難病認定の更新です。先日、病院の臨床調査票が出来上がったので、区役所に行って申請書を提出してきました。毎年のことですが、いつ行っても区役所の方は親切で、今回の担当は三十代くらいの女性でした。書類の抜けなどをすばやく見つけて漏れが無いようにしてくれ、理解不足の私に「医療費管理表」のコピーなどの必要性をいろいろ説明しながら、必要分を実費で用意してくれました。今回は保険証を忘れるという、今までしたことの無い失態を演じ、帰宅後すぐ郵送するための封筒もいただきました。本当にお世話になり、ありがたい限りです。申請が通るかどうかまだわかりませんが、取り敢えず手続きを終えてホッとしました。
他に新年度といえば、都バスの時刻表チェックがあります。新年度に限らず、1月とか8月とか時刻表が変わる時はあるのですが、4月は変更されることが多いので、いつも使う路線は要チェックです。実は忘れていてバスを利用した時、「なんか変だ。あ、っ時刻表の改定か」と気づいたというだけのことですが・・・。私はスマホを使わないので、時刻表はA5用紙に印刷していつも携帯しています。こうしておくと際どい乗り継ぎも、時計と時刻表を見比べながら簡単にできます。体調的になかなか予定が立てられないものの、いろいろな路線の時刻表を見ているうち、気分と天気のいい日にふらりとバス旅に出られたらいいなと思いました。
もう一つ今年度変わったことは、自転車利用時のヘルメット着用が努力義務になったことでしょうか。もともと13歳未満の子供のヘルメット着用は親の義務となっていましたが、それが全年齢者対象に努力義務となったのです。思えばこれは半世紀前から推奨されていたことで、中学の通学時に議論されていた記憶があります。当時の中学生にとって、「ヘルメット→工事現場→ダサい」という連想しかなく、これを被っている人は誰もいませんでした。見渡す限りではまだ大人のヘルメット着用者は、かっこいいスポーツ用のサイクリスト以外非常に少なく、私も「また面倒なことを・・・」と、最初する気は全くありませんでした。ただ念のため通販サイトを見ていたところ、帽子の下に隠れるサイズのインナーキャップ・ヘルメットなるものを発見し、「これならいいかも」と購入。試してみたら、外出時は必ずかぶる帽子の下にピッタリで、それなりに頭も守れるし、軽くてとても気に入りました。以前は押さえていないと風で帽子が飛ばされそうになることがありましたが、すっぽり嵌まっているためかそれが全くない。夏場の暑さにはどうかわかりませんが、今のところただの歩行中にも被ろうかと思っているくらいです。上から落下物があるとか、歩道を歩いていても危険なことが増えているということまで心配するのは馬鹿げているかもしれませんが、安全という視点をふいに与えられて目が覚めた気がしています。現に二段式駐輪場で上の段に頭をぶつけた時も痛くなかったし・・・。これがちゃんとしたヘルメットとして認められるかどうか私にはわかりません。いずれにしてもお巡りさんに呼び止められたら、頭をコンコン叩いて「努力はしてます」と言うつもりです。