りくがいなくなって2か月、ようやく撮り貯めた写真を見られるくらいには元気になりました。せめて数枚ベストショットを選ぼうと次々と見ていましたが、どの写真も可愛くて・・・。「そうそう、りくはいつもそうだった」、「あったね、そんなこと」と、果てしなく没入してしまい、きりがありません。少し前にラジオで耳にした話ですが、ペットの猫連れで引越す方が、引っ越し先の大家さんに「ペットの写真を一枚送ってください」と言われたという投稿がありました。所持する2万枚の中からやっと4枚まで絞ったが決めきれず、SNSの投票で決めたという話でした。4枚まで絞れたところがまず「すごいな」と感心し、迷いに迷って決めきれない心情に「そうだろうな」と同情しました。とはいえ、私もりくのベストショット5を選んで、パソコンのデスクトップに置いていつでも見られるようにすることにしました。他にも良い写真はたくさんありますが、「いつものりく」、「あの時のりく」を髣髴とさせるものにしました。
1.「おすまし」
いつもりくがいた庭の定位置、首をかしげてこちらを見ている写真は何枚かありましたが、これは首を少しそらして顔だけこちらに向けています。あと1か月で11歳。りく、モデルさんみたいだねえ。
2.「お出かけです」
外に遊びに行く時の満面の笑み。これは摺上川のダムを見に行った時のもの、もう少しで9歳になる頃です。
3.「たそがれ時」
遊びに行って日も傾く頃、「そろそろお家に帰るよ」と声掛けするとこんな感じになります。何か言いたげです。
4.「まっすぐなお願い」
台所で仕事をしていると時々様子を見に来ます。何度か見に来てなかなか終わらないと、「あの、そろそろ遊びの時間では・・・」と催促モードになります。このひたむきな瞳に抵抗できる家族はいません。
5.「春爛漫」
冬が厳しい福島では春の喜びは半端ではありません。暖かな日差しの中、うれしくて散歩の回数が増します。りくはお花に興味がないので一緒の写真はごくわずか、これは8歳半の時のものです。