2022年2月12日土曜日

「ペットロス」

  東京での生活は変わらないはずなのに、何する気もわかず、無心に片付けばかりしています。やはり整理整頓は精神療法によいのかもしれません。凍える寒さの中帰省するのもりくが待っていると思えばこそ、しばらくは帰る張合いがありません。

 先日、骨折のX線確認の日、映像を見ながら医師が、「新しい骨ができてますね」と言いました。「骨って新しくできるんですか」と聞くと、「できます。百歳でもできますよ」とのこと。人体はすごい。生命は、生きている身体とはすごいものです。私の体の中でまだ新しいものが造られているとは。

 とけきらぬ雪が日陰に残る今朝、何日かぶりでいつもの公園に行く。確かな春の陽ざしの中、人々が思い思いにウォーキングしたり、釣りをしたりしている。三脚を立てて水鳥を撮影している人もいる。犬を連れた人々が自然に集い、人も犬も何やらもぞもぞと情報交換をしては、「ありがとう、またね」と別れていく。春になったら、一度兄の車で市の「小鳥の森」の納骨堂を訪れようと思う。