兄が用事のため朝早く出かけ帰りも夜遅くなった日、そろそろ就寝の準備をしようとしていた私の脇で、りくはうとうとしていました。幸いその後すぐ兄が帰宅して、いつもとは3時間遅れくらいでその日の散歩をして一日が終わりました。りくは寒くなってからは二階の兄の隣の部屋で眠ることはなく、茶の間のこたつで寝るようになっています。ところが翌日、兄に聞いたところでは昨晩はりくが二階に来て、まさしく布団の隣でねていたとのこと、しばらくして「下でちゃんと寝ないとだめだよ」と言われて降りて行ったとのことでした。ちょっとでも毎日の生活に変化があると、心配性のりくの心にも影響を与えるようです。時々不在の私と同様、兄もいなくなったら困るなと思ったのかもしれません。
また或る時、私が近くに買い物に出てすぐに戻った時も、私が帰るまでりくは階段の下から吠えたり唸ったりして声を出し続けて、うるさくてかなわなかったと言っていたこともありました。これは言うまでもなく、「姉ちゃんいなくなった。早く捜して」です。こんなに繊細な柴男ではこれから先本当に心配です。