2018年6月13日水曜日

「長期修繕計画」


 今年ももう一年の半分近くが過ぎたのかと時の流れの速さに驚いています。一年半前に集合住宅の理事が廻ってきた時は、「今の生活スタイルでは到底できない。いやだいやだ」と思っていたのに、「あと6回理事会に出ればお役御免だ」に変わり、気が楽になりました。今年まず着手したのは、次期輪番制候補者決定の手順を明確化し、月ごとにやるべき申し合わせ事項を文書の形で確認したことです。次の理事会を成立させるのは、前理事会の責任と思っており、丁寧さが必要なのです。今年は流会を心配することなく理事会が開けるだけでも心の負担が違います。まもなく20年という時間の経過の中で、保管すべき書類でいっぱいになった書庫をもう一台購入し、次への準備もできました。

 今年の理事会の大きな仕事としては、インターホン改修計画の立案と長期修繕計画の見直しです。前者は、そろそろ更新の時期に当たるため、その機種や施工業者の選定等を行って、通常総会に上程するため、メーカーや業者にお会いして話を伺ったり見積もりを詰めていったりしなければなりません。値の張る工事なので、大規模修繕委員ほか、多くの方々のお知恵を借りて進めていく予定です。後者は、大規模修繕の翌年に立てた長期修繕計画が妥当かどうかを設計事務所に見てもらい、修繕積立金の増額など必要な見直しをするのです。先般の理事会でその中間報告があったのですが、初めて見る表でもあり、私は話についていけませんでした。これではまずいと思い、その後少し調べてみたところ、書庫の会計報告の中から行っていないものと思われていた工事の領収書を発見し、次の工事時期を遅らせることができ、少しだけ今後の出費の削減に貢献できました。任期2年で代わっていく輪番制の理事会では、これまでの工事履歴は管理会社が持っているだけで、理事の意識にあまり上らないことなので、理事会としてもこういった資料を作成して代々更新していく必要があるなと思いました。新理事会の発足時に最初から検討すべき工事内容が念頭にあれば、総会の間際になってあたふたすることはなくなるだろうと期待しています。理事の任期が1年だったらどんなにいいかと思ったことでしたが、2年目になってようやく見えてくることもたくさんあるとわかりました。いずれにしても、時期が来れば必ず終わるものはいいですね。何にしても長くやってはいけません。そのことも過去の様々な資料を調べてよくわかったことです。今なお、本理事会は「長期修繕中」なのです。