ところが先日は飲み水を入れておく深皿を隠そうとしました。最初に気づいたのは兄で、夜、茶の間で、下に敷いておいた紙束でりくが水の深皿を隠そうとしており、水がこぼれそうなほど揺れていたので取り上げたとのことでした。「認知症になったのかと思った」と言っていました。その後、私もりくの水隠し行為を難度か目撃し、「恐水症ではないのか」とその場に凍りついてしまいましたが、「いやそんなはずはない、毎年春の狂犬病の注射は欠かさず受けている」と自分に言い聞かせました。それから、どうもりくにとっては他愛ない遊びだろうということに落ち着きました。確かに昼間は暇を持て余しているのですからそういうこともあるでしょう。しかし家族はこの気まぐれな行動にも振り回され、ああでもない、こうでもないと右往左往しているのです。あんまり驚かせないでくださいよ、りく。