2016年11月20日日曜日

「紅春 96」

9月28日の「柴犬とオランダ人と」に出張から5日ぶりに帰ってきたご主人を迎える犬たちの様子が動画で載っていました。飛びつく、立ち上がる、ぬいぐるみを振り回す・・・「そうそう、この通り。うちもおんなじ」と思って堪能しました。私が「ただいま」と言って久しぶりに帰省すると、いつもまず狂喜乱舞して足踏みします。茶の間では私と畳に頭をつけるという不思議なポーズをして後ろ足でピョンピョン跳ねたり、立ち上がって前足でボクシングしてきたりという激しい動きをするのが、子供の頃からりくの定番です。その後、あまりに激しく動いたので喉が渇くのでしょう、お水をカプカプ飲んでやっと落ち着きを取り戻します。「りく、落ち着いたか。」と声を掛ける頃には、隣にひっついて身づくろいをしています。よい季節には家に着いてすぐに散歩に連れ出し、おやつの時間であればおやつをあげ、しばらく一緒に過ごします。それから荷解きや家事などをするのですが、りくは私の行くところどこでもついてきます。 一日目はそんな感じで、眠る時も時々茶の間から私の部屋に来て、足もとあたりで寝ていたりします。

 しかし、犬も人間と同様、次第に毎日の生活に慣れてきます。私がいるのが普通の生活になるので、だんだん態度がでかくなるのです。台所に立っている時は「仕事中」とわかっているので邪魔しに来ることはありませんが、りくが仕事と認めているのは台所仕事だけのようです。それ以外は、机に向かっていようと、パソコンに向かっていようと、作業をしていようと、「姉ちゃん、遊ぼ。」とやってきます。お座り攻撃です。「今忙しいからあとでね。」と言うと、またしばらくして「あとっていつですか。」と、同じことをします。「もうちょっとで終わるから待っててね。」と言うと、「遊ぼ、遊ぼ。」と手っこを出して邪魔してきます。りくもだんだん老犬の域に入ってきたとはいえ、知能は人間の子供でいえば2才くらいでしょうから遊びたいのは無理もないのです。生来気立てのいい利口な犬なので、私も犬としてのしつけをきっちりしようという気にはどうしてもなれません。こうしてりくは滞在中にどんどん増長していきます。