ずいぶん前のことですが、ヨーロッパを熱波が襲って確か1万人を超える人が亡くなったというニュースがありました。その頃日本では、いくら暑いといっても37度程度だったので、暑さで人が死ぬということがピンときませんでした。今はよくわかります。エアコンの普及していない頃のヨーロッパなら容易に想像がつきます。現在の東京では、昼間買い物に出たりして、「あ、ちょっとまずいかも」と思うくらいフラッとすることがあります。涼しい目的地があっても、よほど早く家を出て日が沈んでから戻るくらいでないと往復の途中で暑さにやられてしまいます。熱帯夜ですから朝のウォーキングもできないほど朝から暑いのです。
勢い、家でエアコンをつけてじっとしているしかなくなるのですが、これも体に良くないと、他ならぬ身体が告げてきます。まったく外に出ないわけにもいかないので、その温度差で体が変になるのです。体を慣らそうとエアコンの温度を高めにし、ポケットや首に巻いたハンケチに保冷剤を忍ばせ、寝る時はアイスノンの冷たい枕、それでも熟睡できません。身体のリズムがすっかり狂っているのです。加齢という要素も見過ごせないでしょう。頭がぼーっとして、生産的なことをしようという気が起きません。
来年、この時期に本当にオリンピックをやるのでしょうか。正気の沙汰とは思えません。プレ大会(?)か何かの話で、お台場でのトライアスロンが水温が高すぎて競技時間を3時間早めた等のニュースも聞きましたが、その日の朝の水温でこれほど競技時間が変わるのは、もう無茶苦茶ではないでしょうか(トライアスロンの場合は大腸菌問題もあるようです)。観客のための熱中症対策も話題になっていますが、保冷剤や携帯用扇風機程度でなんとかなるものとも思えません。きっと暑さに慣れていないヨーロッパの方の中には体調を崩される方もいるでしょう。重篤な状態になったらどうするのでしょう。私は「夏は東京に来てはいけない。命に係わる暑さです」と声を大にして言いたいと思います。1964年の東京オリンピックは10月開催でした。2020年はそもそも7月24日 ~ 8月9日です。盛夏とわかっていて手を挙げるなど、愚かである以上にとても罪が深いように思います。開催が避けられないなら、東京だけは冷夏になってほしいと願うばかりです。
2019年8月19日月曜日
2019年8月10日土曜日
「変化が速すぎます」
完全に時流に乗り遅れていると感じます。デジタル化の波が来た最初の頃はまだなんとかついていこうという気がありましたが、もう無理です。先日、しばらく(といっても一週間ほど)行っていないスーパーに行ったら、商品の処理と支払いが完全に分かれており、自分が使う交通系ICカードで支払いに辿り着けず、近くの店員さんに聞いてようやく支払いができました。タッチパネルの選択肢が多すぎて、まず読むのに時間がかかる、クレジットや系列店のICカードはもちろん、スマホ決済等もすべてカバーしているらしく、表示が細かく分かれている。「えーと、スイカはどれだろう…」と表示を読んでもわからない。同じ機械を使う次の方が待っていると思うと焦りも出て…。これだけでも次回この店を使うハードルが確実に上がりました。私はスマホを持っていないので、そのうち買い物もできなくなるかもなと思います。しかし、いろいろ話を聞くと、スマホは持っていれば持っているで様々な危険を引き寄せそうで、今のところ切迫した必要がないのでもういいやという感じです。
グーグルのブログサービスもよくわからないうちに縮小されたようで、今年になって或る日を境にメールも届かなくなりました。きっと何か事前にしておく通知があったのでしょうが、すっ飛ばしているうちgmailが使えなくなっていました。これももういいやという感じです。
管理者となっている教会ホームページも、そもそも自宅電話に付帯されていたサービスを使っていたのですが、サービス終了となり、今のところに移したのです。その時点で無料のサービスをしているのは調べた限りで2つくらいしかなく、今ではその両方とも新規契約を打ち切っています。現在使っている人も、3カ月ごとに「更新しますか」と訊かれ、ファイルマネジャーを開いて「更新」ボタンを押す方式になりました。うっかり忘れたりすると「終了」になってしまうので、気が抜けず心臓に悪いです。これも何だかサービス終了は時間の問題という気がします。確かに、亡くなられた方のホームページがそのままというような事態は望ましくないでしょうから、それを避けるためかもしれません。
とにかく、あらゆることが凄いスピードで変わっていくので、ちょっと動くたびに困惑することが多いです。こんなデジタル難民は私だけでしょうか。皆さんよくついていけてるなあと感心しています。
グーグルのブログサービスもよくわからないうちに縮小されたようで、今年になって或る日を境にメールも届かなくなりました。きっと何か事前にしておく通知があったのでしょうが、すっ飛ばしているうちgmailが使えなくなっていました。これももういいやという感じです。
管理者となっている教会ホームページも、そもそも自宅電話に付帯されていたサービスを使っていたのですが、サービス終了となり、今のところに移したのです。その時点で無料のサービスをしているのは調べた限りで2つくらいしかなく、今ではその両方とも新規契約を打ち切っています。現在使っている人も、3カ月ごとに「更新しますか」と訊かれ、ファイルマネジャーを開いて「更新」ボタンを押す方式になりました。うっかり忘れたりすると「終了」になってしまうので、気が抜けず心臓に悪いです。これも何だかサービス終了は時間の問題という気がします。確かに、亡くなられた方のホームページがそのままというような事態は望ましくないでしょうから、それを避けるためかもしれません。
とにかく、あらゆることが凄いスピードで変わっていくので、ちょっと動くたびに困惑することが多いです。こんなデジタル難民は私だけでしょうか。皆さんよくついていけてるなあと感心しています。
2019年8月9日金曜日
「紅春 142」
帰省して家に向かう車の中で、「りく、どうしてた?」と兄に聞くと、「りーくんは病気になりました」との返事。びっくりして詳細を聞くとこうでした。
7月末頃、りくの片方の目から目やにが出て、丹下左膳のように目の大きさに違いが出たので、いつも定期健診をしている動物病院に連れて行きました。草むらに顔を突っ込んだりしているせいで虫でも入ったかと予想していましたが、医師の診察では、昆虫や微生物、病原体等によるものではないと言う。ではどんな原因かというと、このあたり兄も医師の説明がよくわからなかったようなのですが、どうも神経に関わるものらしいということでした。「片目が落ち窪んでいますね」と言われ、どこの神経のことか不明ですが、何やら神経のつながりがうまくできていないのが原因ではないかと、医師から話がありました。りくはその日、普段したことのないレントゲンや点眼をされて恐い思いをしたようです。兄は「初めてりくの骨格の写真を見た」と言っていましたが、特に明らかに悪いところは見つからなかったということで、一応安心しました。
その日、病院から帰って、りくは尾っぽをたらしたままふらふら家の中を歩いていたそうで、しばらく軽いショック状態だったのではないかと思います。とにかくエアコンのきいた茶の間で寝かせたとのことで、この日ばかりはりくのトレードマークのかわいい巻尾が見られなかったというのですから、りくも相当具合が悪かったのでしょう。暑さのせいもあるかもしれないと、以来兄はほぼエアコンをつけっぱなしで仕事に行っています。
帰省して私が見た範囲では、確かに暑さで参っているようではありますが、朝の散歩は喜んでするし、ドッグフードはトッピング次第でモリモリ食べるし元気は元気です。人間も夏は食欲が落ちますが、りくは今のところ食欲旺盛で、とにかくご飯が食べられるというのは大いに安心材料です。一方、言われてみれば以前よりぼうっとした感じで、神経がうまくつながっていないという説明も腑に落ちました。りくは急に目も耳もきかなくなったので、精神的な弱りがあってもおかしくありません。「どうして誰も話しかけてくれないのだろう」などと思って落ち込んでいる可能性もあるので、なるべく撫でてあげて、「りくはぼうっとしてていいんだよ。りくはうちの宝物だから」と話しかけるようにしています。いずれにしても、全てが加齢に関係していることは間違いなく、気を付けて見てやらなければならないと思います。
7月末頃、りくの片方の目から目やにが出て、丹下左膳のように目の大きさに違いが出たので、いつも定期健診をしている動物病院に連れて行きました。草むらに顔を突っ込んだりしているせいで虫でも入ったかと予想していましたが、医師の診察では、昆虫や微生物、病原体等によるものではないと言う。ではどんな原因かというと、このあたり兄も医師の説明がよくわからなかったようなのですが、どうも神経に関わるものらしいということでした。「片目が落ち窪んでいますね」と言われ、どこの神経のことか不明ですが、何やら神経のつながりがうまくできていないのが原因ではないかと、医師から話がありました。りくはその日、普段したことのないレントゲンや点眼をされて恐い思いをしたようです。兄は「初めてりくの骨格の写真を見た」と言っていましたが、特に明らかに悪いところは見つからなかったということで、一応安心しました。
その日、病院から帰って、りくは尾っぽをたらしたままふらふら家の中を歩いていたそうで、しばらく軽いショック状態だったのではないかと思います。とにかくエアコンのきいた茶の間で寝かせたとのことで、この日ばかりはりくのトレードマークのかわいい巻尾が見られなかったというのですから、りくも相当具合が悪かったのでしょう。暑さのせいもあるかもしれないと、以来兄はほぼエアコンをつけっぱなしで仕事に行っています。
帰省して私が見た範囲では、確かに暑さで参っているようではありますが、朝の散歩は喜んでするし、ドッグフードはトッピング次第でモリモリ食べるし元気は元気です。人間も夏は食欲が落ちますが、りくは今のところ食欲旺盛で、とにかくご飯が食べられるというのは大いに安心材料です。一方、言われてみれば以前よりぼうっとした感じで、神経がうまくつながっていないという説明も腑に落ちました。りくは急に目も耳もきかなくなったので、精神的な弱りがあってもおかしくありません。「どうして誰も話しかけてくれないのだろう」などと思って落ち込んでいる可能性もあるので、なるべく撫でてあげて、「りくはぼうっとしてていいんだよ。りくはうちの宝物だから」と話しかけるようにしています。いずれにしても、全てが加齢に関係していることは間違いなく、気を付けて見てやらなければならないと思います。
2019年8月1日木曜日
「紅春 141」
帰省するとりくの定期検診の血液検査の結果が来ていました。兄はすでに見ているはずですから大丈夫とは思いましたが、中身を見る時はやはりドキドキしました。犬はもともと寝ている時間が長いのですが、この頃はいっそうよく寝ている気がします。また、早朝の散歩の後、必ず一度家に「入らない」というので外に置くと、5分後にはもう疲れて「入りたい」と鳴くこともあり、寄る年波が体にきていることは確かなようです。
そんなわけで、我が子の通知票を見る親のような気持ちで恐る恐る封筒から結果票を取り出しました。パッと開いてみると、赤字が2か所あるもののどちらもギリギリ引っかかった数値で、医師のコメントも「特に異常は見られません」というものでした。「りー、よかったな~」と声を掛けて、安心してさらにりくの血液検査結果を熟読すると、概ねすべてにわたって私の血液検査よりはるかに良い結果でした。隣でうとうとしているりくに、思わず「いーなー。りく」と言いましたが、とりあえず、今まで通りの生活でよいことがわかりホッとしました。ただ、今後はなるべくゆっくり家で寝かせた方がよさそうです。
そんなわけで、我が子の通知票を見る親のような気持ちで恐る恐る封筒から結果票を取り出しました。パッと開いてみると、赤字が2か所あるもののどちらもギリギリ引っかかった数値で、医師のコメントも「特に異常は見られません」というものでした。「りー、よかったな~」と声を掛けて、安心してさらにりくの血液検査結果を熟読すると、概ねすべてにわたって私の血液検査よりはるかに良い結果でした。隣でうとうとしているりくに、思わず「いーなー。りく」と言いましたが、とりあえず、今まで通りの生活でよいことがわかりホッとしました。ただ、今後はなるべくゆっくり家で寝かせた方がよさそうです。
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