いつも同じ生活をしています。こんなふうです。
読みたい本を何冊かピックアップして、図書館から借りてくる。すぐ疲れてしまうので、ゆっくり、ゆっくり休みながら読む。返却日を気にしながら、幾日もかかってようやくなんとか読み終える頃には、読まなければならない本が倍くらいに増えている。また借りてくる…。この間に、もちろん家事や朝の運動、通院や出かける用事、健康を保つための食事作りや休息、そして福島への帰省などが入る。
飽きないかと問われれば、これが全く飽きません。本を読んで、知らないことを知るのはいつも本当に楽しい経験です。朝一に犬の散歩をしていると、犬も全く同じだとわかるのですが、毎日通る同じ道でもいつも新しい情報に満ちており、楽しくて仕方ない様子です。一つ違うことがあるとすれば、犬の場合はそのままでおしまいのようですが、私は読んだことが溜まってくると急激に書きたくなります。読んだことをまとめてお話を作る、読んだことで心に引っかかったものを集めて、何か物語りたくなるのです。それは実際にあったこととは関係なく、絶対になかったとは証明できない物語で、読んだことが自然とつながって「こんなこともあったかもな」という話に落ち着きます。過去の事実は動かないので、そこさえ外さなければ、物語の創作は自由自在です。私には楽しい作業ですが、こういうことを楽しいと感じるのは自分だけかもしれないと時々思います。